南高尾山稜を歩く

朝から小雨模様の土曜日。
こういう日は山歩きのモチベーションもなかなか上がりません。先週の鍋割山で十分堪能したし、近・早・楽でいこうと見つけたのが今回のコース。
津久井湖町三井にある峰の薬師から大垂水峠へ、そして高尾山へと歩いてきました。
(2010/02/27)

JR橋本駅から三ヶ木行きバスに乗りクラブ前で下車。津久井湖の方向に県道を下り三井大橋を渡ります。

橋から30分ほどのところに峰の薬師への登り口があります。階段を上がりジグザグの山道を登って行きます。安政三年と記された馬頭観音の石仏もあり、古くからの参道であることが窺えます。
20分ほどで峰の薬師(大覚山東慶寺)に到着。
境内奥にある本堂の脇は展望がひらけ、眼下には津久井湖、さらにその先に新小倉橋のアーチも望めました。

本堂の奥からハイキングコースの「関東ふれあいの道」へと進んでいきます。
軽トラも通れそうな広い道をしばらく登ると「峰の薬師奥の院」。奥の院らしからぬ立派な鉄筋の建物です。
さらに進み電波塔の建物を過ぎると漸くハイキングコースらしい道になりました。明るい尾根道を20分ほど歩くと三沢峠に到着。高尾方面からのコースとの合流地点です。

ここから大垂水峠までは、いくつかのピークが繰り返す快適な尾根道が続きます。
ほとんどのピークには巻き道が設けられ、尾根を登ったり迂回したり緩急自在なところがうれしいです。
でも今回は、できるだけ尾根を辿ることにしました。

三沢峠から1つ目のピーク、泰光寺山(475m)。ほとんど蒲鉾板ぐらいの山名標識しかなく、あやうく見過ごすところでした。
頂上には、くたびれたテーブルとベンチが一基設けてありますが、ここからの展望はあまりよくありません。

泰光寺山を下ると西山峠。さらにその先に見晴台がありました。
南側に展望が開け、三ヶ木方面が一望できます。津久井湖に注ぐ相模川の蛇行がまるでジオラマのように眼下に広がります。

ここからさらに中沢山(494m)、中沢峠を経て、30分ほどでコンピラ山(514.7m)に到着。
コンピラ山は、山頂という感じがなくコース脇に設けられた休憩所といった雰囲気です。「大洞山→」という標識に気を取られ通り過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか。

手作り感あふれるベンチや、リュック掛けというものまでありました。

コンピラ山を下り、登り返すと大洞山(536m)。ここもピーク感のない山頂でした。
大洞山を下りると尾根道は徐々に高度を下げていきます。トラックの喘ぐようなディーゼル音も聞こえ始め、ようやく大垂水峠にたどり着きました。

それにしてもこの日は小雨模様の天気の影響なのか、峰の薬師から大垂水峠まで一人のハイカーにも出会いませんでした。静かな一人歩きが好きとはいえ、人っ子一人居見かけないのも寂しいです。

甲州街道(国道20号線)に架かる大垂水峠橋を渡ると東京都。ここから城山へ向かう道と高尾山に向かう道が分かれます。
予定では、城山を経由して景信山あたりまで歩いてみようかとも思っていたのですが、ここまでで予想以上に疲れてしまったので高尾山経由で帰ることにしました。
実は高尾山にいくのは初めて。ミシュラン三ツ星観光地ということで期待も膨らみます。

大垂水峠橋を渡ったところにある案内板に従って、「学習の道」と名づけられた尾根の巻き道で高尾山に向かいます。途中で一旦林道に合流したあと再び巻き道になり、小1時間ほど単調な杉の植林帯の中を歩くとようやく開けた尾根上に出、城山一丁平からの道と合流しました。

高尾山に向かう道は、ここから3本に分かれます。標識によると左右は頂上を巻くルート、真ん中が直接頂上に向かうルートです。
植生保護のための木の階段が延々と続き足に堪えます。おまけに雨でぬかるんだ粘土状の盛り土が靴底にこびりついてシークレットブーツ状態。

この階段でやっと本日一人目のハイカーとすれ違いました。高尾山から城山方面に向かうようです。
階段を上り終えた「もみじ台」という高台にたどり着きました。新興分譲地のような名前ですが、山頂の賑わいから離れた高尾山の奥座敷とのことです。見晴らしもよく、茶屋やベンチもありました。天気がよければ富士山も望めるそうです。

もみじ台から一旦下り石段を一気に上がると高尾山山頂広場に到着。厚い雲が垂れ込めて回りは一面乳白色の世界。見晴台からの展望もまったくききませんでした。
こんな天気でもさすが高尾山。ハイカーや気軽な家族連れの観光客でそこそこ賑わっていました。

山頂の茶屋の暖かい蕎麦に心惹かれましたが、おにぎり持参だったので山頂の東屋のベンチで昼食。茶屋で買ったワンカップの熱燗が冷えた体に滲みていきます。あぁ極楽・・・。
1本では物足りずもう1本と、すでに帰りはケーブルカーモード。
お腹が満ち足りたとたんに急速に脱力してしまい、せっかくの高尾山を堪能する気力も失せてしまいました。
そそくさと山頂を後にし、見学したかった薬応院も片手拝みでやり過ごし、一路ケーブル山頂駅へ。
最後は単なる飲み屋帰りのオッサン状態で高尾山を後にしたのでした。

南高尾山稜、足の便も良く、静かで落ち着いた山歩きができるコースだと思います。ただ季節や天気のせいもあったのでしょうが、ハイカーがまったく居ないというのも寂しいものです。
もう少し暖かくなって桜の頃にまた歩いてみたいと思います。

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