初狩駅から鶴ヶ鳥屋山

以前滝子山の山頂から鶴ヶ鳥屋山(つるがとやさん)の低いけどどっしりとした姿を眺めて以来ずっと気になっていた。麓には笹一酒造もあってこちらの方がもっと気になる。今回は、初狩駅を起点に鶴ヶ鳥屋山に登り、笹子駅に下りて地酒の蔵元を訪ねることにした。(2010/09/19)

初狩駅前の路地を左に入り宮川沿いの道の突き当たりを左折。線路をくぐりリニア実験線の高架の手前で県道大畑初狩線に合流する。盛りは過ぎたとはいえ、9月中旬とは思えない強い日差しを受けながらの車道歩きは辛い。約30分で鶴ヶ鳥屋山への道標がある林道入口に着いた。

荒れた林道を15分ほど歩くと登山道への分岐に着いた。山と高原地図に「夏季は道標が草で隠されることがある」と注意書きがあったが、なるほどその通りである。進むのがためらわれるような雰囲気だがヤブは入口だけだった。


(登山道の入口はこんな感じ)

沢を1回徒渉し、よく踏まれたジグザグの道をひたすら登る。30分ほどで尾根に上がり、周りは植林帯から自然林へと変わってきた。2つめのピークが唐沢橋への分岐点で、恩629石標が横たわっていた。唐沢橋方面へは「危険、難路」と道標に手書きされているがどんな状態なのか気になる。

登山道は、舗装された林道を横断し急階段を登り再び尾根に乗る。ブナやミズナラの素敵な自然林の中を進む。尾根を吹き渡る風がとても心地よく、なぜかとても嬉しい気分になる。

次第に道は傾斜が増してきた。最後の急坂を登りきって鶴ヶ鳥屋山頂上に到着。マイナーな山らしく山頂には誰も居ない。周りは木立に囲まれて展望はすこぶる悪くベンチや丸太もない。大休止しようにもハエやアブがものすごく鬱陶しい。5分もとどまることなく本社ヶ丸方面に下山開始した。

山頂を下ると広い鞍部でヤマトリカブトがところどころ群生していた。登り返して2つ目のピークが好展望だった。正面は尾根続きの本社ケ丸、左は三つ峠が望めるがあいにく雲がかかってしまった。ここも相変わらずハエが多く、ゆっくり休憩する気にならない。

いくつか小さなピークを上下して船橋沢への分岐から笹子駅方面に下った。気持ちのよい自然林が続きブナの巨木をいくつか目にした。

再び林道を横断。初狩駅から3時間半歩き通しなのでさすがにしんどい。工事用の丸太に腰掛けて大休止したあと、林道から急坂の階段で一気に高度を下げる。沢音が聞こえ始めるとさらに傾斜はきつくなった。グズグズの崩れやすい道を下って船橋沢に出た。

沢沿いの道を3、4回徒渉しながら下る。最後の堰でヤブをくぐり、沢を一渡りして簡易水道施設のある林道終点に着いた。このまま林道を進めば笹子駅である。のんびり歩いていくと眼下に笹一酒造の建物が見えた。駅まで行く手前に甲州街道に下る道を見つけたのでそこを下った。(共立建設事務所の脇)

蔵元の敷地の正面には「酒遊館」という直売所と軽食コーナーが設けられた建物がある。さっそく限定販売の「冷やおろし」と「辛口 吟醸」の試飲を勧められたので遠慮なしに頂く。他にも「にごりワイン」というのも試飲させてもらった。お昼抜きの空きっ腹で駆けつけ3杯を試飲してほろ酔い加減である。笹一の酒は、想像していたよりもしっかりとした力強さを感じる酒だ。しかも後味が上品。私の中ではかなり高得点である。お土産に辛口吟醸酒を求め、あわせて買ったカップ酒「武田二十四将」を車中でやりながら幸せな気分で家路に着いた。

(コースの記録)
初狩駅07:50-08:00~林道入口(近ヶ坂橋)08:30~林道終点(登山道入口)08:46~唐沢橋分岐09:31~黒野田林道を横断 09:41~鶴ヶ鳥屋山頂上10:29-10:33~船橋沢分岐11:10~黒野田林道を横断11:28-11:45~林道終点(簡易水道施設)12:15~笹一酒造12:40

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中