郷原から笹尾根経由で三頭大滝へ

成人の日と合わせた3連休。ありがたいことに関東地方は好天に恵まれた。
初日は家族サービスということでに都心に出かけ、2日目の日曜日に、思いつくままに上野原側から笹尾根に上がって三頭山に向かう予定で出かけた。(2011/01/09)

いつもは登山客で賑わう上野原駅前も、松姫峠行きのバスが冬季運休のためか人の数は少ない。上野原08時28分発の飯尾行きバスに乗る。10人ほどの登山客は用竹、初戸でほとんど降り、最後に残った私ともう1人が郷原で降りた。山中では気軽に挨拶が交わせるのに、なぜかこういうときは話しかけづらい。気の利いた挨拶ができればといつも思う。

バス停から少し上がって宝珠寺に寄る。道中の無事をお願いし、ついでにトイレを拝借。美しく掃除の行き届いた御手洗いである。身支度を整え、煙草を一服してから出発する。

西原峠までの中間点あたりで植林を抜け、自然林の美しい林相がはじまる。古くから歩かれてきた幅広の峠道には、膝下まで埋まるくらい落ち葉が溜まっている。傾斜はゆるいにもかかわらず、落ち葉のラッセルで思ったよりも骨が折れる。

峠まであと少しの所にベンチの置かれた見晴らし台がある。ここまで上がると、ようやく権現山の尾根から富士山が顔を覗かせた。


(前回も同じような写真を撮ったが縁起物と言うことで)

小寒を過ぎここ数日めっきり冷え込みが厳しくなってきたが、この日は幾分寒さが緩むとの予報どおり、葉を落とした木々の間から差し込む日差しはぽかぽかと暖かい。こういう日は、動けば汗で止まれば寒く、着たり脱いだりが面倒くさい。

槙寄山の直下を左に巻いて笹尾根に合流。平坦な道から徐々に高度を下げてクメケノタワの鞍部。ふたたび登り返すと、ここから三頭山までは急登が続く。クメケノタワから連想して、ザ・ダーツの「ケメコの唄」が脳内BGMで流れ出す。急登の場面に相応しくない歌を連想してしまったことを後悔しつつ登る。

ケメコのBGMが消え去ったころ三頭大滝の分岐に着いた。青空はやや白味がかって富士山の眺めは今ひとつだ。三頭山まであと40分、頂上でお昼を食べて都民の森の駐車場にのんびり下っても14時17分の数馬行きの連絡バスは楽勝だ。と、念のために西東京バスの時刻表を確かめて腰を抜かした。

なんと12月1日~2月28日の間、連絡バスは運休と書いてある。そうなると、下山後に駐車場から数馬までさらに1時間以上の車道歩きを強いられる。一気に登山欲は失せ下山を決め込んだ。とり合えずは駐車場までと、三頭大滝経由で下ることにした。

気がかりを抱えたままでの下山は気分が乗らない。バスが待っているわけでもないのについ急ぎ足になる。こういうのが怪我の元と一服点け、ようやく落ち着いて景色を眺める気にもなってきた。三頭大滝が近くなると沢のところどころが凍りついている。肝心の大滝は、名前ほどのスケール感はない。周りが凍てついて崖に白ペンキを塗った様に見える。


(三頭大滝ではありません。手前の沢の様子です)

ようやく駐車場に着いた。ヒッチハイクでもと考えるも、断られたときのことを思うと躊躇する。ふと売店の店先にあった数馬の湯の案内に目を留めると「電話を下さればお迎えに上がります」の文字。地獄に仏とはこのことである。郷原の宝珠寺でお参りしたご利益であろうか。
お弁当のおにぎりを食べながら待つこと30分で送迎のマイクロが来た。一人貸しきり状態のマイクロは滑る様に数馬へと下っていく。先ほどまでの憂鬱は何処へやらVIPになった気分である。


(翳りゆく数馬の里)

一風呂浴びてビールで喉を潤し、外に出てみれば、谷あいの数馬集落は既に日が翳っている。下手をすれば今頃とぼとぼ歩いていたところだ。幸運を感謝しつつ、やってきた武蔵五日市行きのバスに乗り込み、今年2回目の山行きを無事終えた。

(コースの記録)
郷原バス停09:17~宝珠寺09:25~槙寄山直下の分岐10:30~三頭大滝分岐11:30~三頭大滝12:15~駐車場12:35(送迎バス待ち)13:10~数馬の湯13:25

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