笹平から松生山南東尾根

このところ歩く山域がややマンネリ化していたこともあり、ご無沙汰していた檜原村方面に出かけてみることにした。手許にある2010年版山と高原地図を見ると、笹平から松生山(まつばえ)を経て浅間嶺までの破線道がある。ググってみると道標もあってそれなりに歩かれている道のようだ。震災からちょうど1年経った日曜日、静かな尾根歩きを求めて出かけてみた。(2012/3/11)

3月から都民の森までのバス便が再開されたこともあってか数馬行きのバスはほぼ満席だった。笹平でバスを降りたのは自分一人。昨年2月にはここから市道山に向かったことを思い出す。

屋根付きのバス停で身支度を調え、道路の向かいにあるお墓の裏から尾根に取り付く。(正規の登山口は少し先の道がカーブするあたりにあるそうだ)登り始めに小さな祠があり、そこからいきなり立木を掴むような急坂が始まる。踏み跡はやや頼りないが見失うことはない。

5~60m登ったあたりに松生山への道標(No.43)があった。ここで左から正規ルートが合流するも、まだまだ急登が続く。次から次にピークが現れる。と思えばせっかく高度を稼いだのに下ったり、なるほど破線路というのはこういうものよと気持ちを鼓舞する。

乱高下ともいえるアップダウンを繰り返しながら、ようやく傾斜の緩やかな尾根歩きとなった。700mあたりから道に雪が現れ始めた。道にはまだ新しい先行者の靴跡が付いている。要所にある松生山への道標とこの靴跡のお陰でこの先迷うことはなかった。

予想以上に長いコースだ。緩やかになったとはいえ、越えても越えてもピークが現れる。ようやくp858m(払沢の峰)に着いた。ほとほと疲れ切っていたが地図を確認するとまだ浅間嶺までの半分しか来ていない。これでは先が持たないと一服することにした。

一向に陽が出てこないどころか少しガスってきた。こういうときエスケープルートがないコースは不安になる。笹に積もった雪のせいで踏み跡を見失いそうになる。先行者が踏み込んでは引き返したような足跡が増えてくる。木々の間からかすかに見えるのが松生山だろうか。もうすぐもうすぐと自分に言い聞かせ心落ち着けながら先を急ぐ。

かつての松生峠と思わしき場所だが峠道は崩落で進入禁止。ひと登りしてやっとの思いで松生山々頂に着いた。どんより雲がたれ込めて展望どころではない。腰を下ろす場所もないので早々に出発。再び重い雪を蹴散らしながら進んでp936mの入沢山。木立からは浅間嶺が見えるが、この雪では腰掛けるところもなさそうだ。どうせなら天気のいい日に再訪しよう。鞍部まで急降下し、そのまま時坂峠方面に下る。

ここからは、緩やかな歩きやすい道を下っていく。さすが昔交易に栄えた風格を感じる峠道だ。できればぬかるんだ道にはバイクは遠慮してほしいが、そんなことを思うのは時代遅れか・・・。

ゆるゆると浅間尾根を払沢の滝まで下っていく。寄ってみたかったそば処みちこはお休みのようだ。ビールビールと急いでたどり着いた峠の茶屋もなんとお休み。仕方ないので茶店の前のベンチに腰掛け、目の前の大岳山を眺めながら、おにぎりとサーモスのお茶でお昼にする。

とうとう小雨も降ってきた。のんびりもしていられない。時坂峠から集落の間を抜けながら小走りに下り、払沢の滝バス停へと急ぐ。ちとせ屋で木綿とドウナツをお土産に買い、タイミング良く来たバスに乗って武蔵五日市駅に戻った。

(コースの記録)
武蔵五日市駅09:00=09:25笹平バス停09:30~No.43道標09:45~p858m(払沢の峰)10:50~松生峠跡11:10~松生山11:22~p936m(入沢山)11:35~浅間嶺下11:45~そば処みちこ12:10~12:15峠の茶屋12:35~時坂峠12:40~13:05払沢の滝バス停13:10=13:35武蔵五日市駅

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