新緑の牛ノ寝通りを歩く

一度は歩いてみたいと思いつつ、なかなかその機会がなかった牛ノ寝通り。単調で距離があり途中の逃げ道も無いというので躊躇していましたが、新緑や紅葉が素晴らしい道とのこと。思い立ってゴールデンウィークのこどもの日に歩いてきました。(2016年5月5日(木・休)歩く)

八王子6:38始発の松本行きに乗り甲斐大和で下車。案の定、駅前は上日川峠行きのバスを待つハイカーの大行列でしたが、定刻8:10の前に出る臨時便に運よく座ることができました。上日川峠に着けば、まだ8時半というのに駐車場が満車になるほどの大盛況です。

20160505-01
上日川峠登山口

続きを読む

甲武信ヶ岳

8月最終土曜日に催される「甲武信小屋音楽祭」を楽しみにしていたが、近づく台風15号コンランを避けて、予定を繰り上げ8月29日に行ってきた。(2013/08/29-30)

平日なので西沢渓谷行きのバスは山梨市駅発しかない。登山口に着くのが10時40分過ぎといささか遅いがしようがない。敬服止まない田部先生の碑に一礼して、徳ちゃん新道をひたすら登る。

20130829-1

高度を上げるにしたがい邪悪な様相の雲が出てきた。今にも降り出しそうで否が応にもペースが上がる。ようやく樹林を抜け崩落地。ここまで来たら後は楽勝。眼下に広瀬湖を眺めながらヤマザキのランチパックで昼ごはん。

20130829-3

4時間ほどで小屋に着いた。中からは北爪さんのギターの音。音楽祭の練習に余念が無いようだ。ハイペースで疲れたので、山頂は明日にしてとりあえずビール。この日のお客さんは5名。静かな山懐の夜だった。

20130829-2

明くる30日。朝食をいただきながら日の出を拝む。なかなか上天気だ。来年の音楽祭楽しみにしてるよと挨拶をして山頂に。かなり風が強い。雁坂峠まで稜線歩きは辛そうだし金峰の方角からは暗雲が流れてきそうな気配だ。同宿した年配の方は徳ちゃん新道をピストンとのこと。それではと、こちらは千曲川水源の道へと向かう。

20130830-1

初めて歩く千曲川水源ルート。主脈から少し下って水源の碑。ここからの一滴がやがて信濃川という大河となって日本海に注ぐのだ。

20130830-2

昨日の登りとは対照的な緩やかな道だ。シラビソの樹林帯が終わるとこんどは白樺のなかを下る。

20130830-3

細く弱々しい水の流れはすぐに小さな滝を形成するまでになる。

20130830-4

そして滑滝。もう立派に一人前の沢。やがて沢は怒濤のような水量の千曲川へと変わっていく。

20130830-5

落葉松林を抜けてあっという間に毛木平。名産レタス畑の中をのんびり歩いて梓山。白木屋旅館の前から9時55分発のバスに乗り、名残惜しい2日間の山旅は終わった。

20130830-6

おしまい。

甲武信小屋音楽祭に行ってきた

初めての甲武信岳行き。山歩きはもちろん、甲武信小屋で小屋番さんたちが催すライブを楽しみに、8月最後の週末に登ってきた。(2012/8/25-26)

塩山駅からバスで約1時間。終点の西沢渓谷で降り、敬服してやまない田部重治先生の石碑を拝見してから徳ちゃん新道で登る。ヤマレコのレポで覚悟はしていたものの、噂にたがわぬ登り一辺倒の道。午後からの雷が心配でややハイペースだったこともあり、甲武信小屋に着いたときにはよれよれ状態。甲武信ヶ岳の山頂は明日の楽しみに取っておこう。

夕方までビールや缶酎ハイをやりながらのんびりと過ごし、夕食の後は、いよいよ北爪さんとその仲間によるライブ。北爪さん、ブルースが似合いそうな渋いボーカルでなかなか芸達者だ。観客の大半は常連さんらしい。ライブの後で打ち上げがあったようだが一見の自分は少々気後れ。明日もあるので2階に引き上げカップ酒で独酌して早々に寝た。

明けて2日目。小屋を後に甲武信ヶ岳の山頂に向かう。国師ヶ岳から金峰山、その向こうは中央アルプスの山々。まったく素晴らしい展望に後ろ髪を引かれる思いで十文字峠へと出発する。これぞ奥秩父といった苔むす針葉樹林の森の中を、登り下りを繰り返しながらのんびりと下って、ようやく十文字峠に着いた。十文字小屋でビールでも一杯と思ったがあいにく小屋番さんは留守。一服してから毛木平へと八丁坂を下る。昨日からの疲れでつまずきそうになりながら沢沿いの道を下り、水量豊富な千曲川にかかる橋を渡って毛木平の駐車場に着いた。楽しかった2日間の山歩きもこれで終わり。照りつける日差しの下、レタス畑が広がる戦場ヶ原のアスファルト道を梓山へと向かった。

スライドショーには JavaScript が必要です。

(コースの記録)
1日目/塩山駅8:30=西沢渓谷入口9:40~徳ちゃん新道入口10:15~近丸新道分岐11:45~(途中昼食)~木賊山手前の分岐13:15~甲武信小屋13:45
2日目/甲武信小屋06:00~甲武信ヶ岳06:20~三宝山07:00~尻岩07:55~大山08:30~十文字小屋09:00~毛木平駐車場10:15~梓山11:25(白木屋旅館で入浴・休憩)12:58=信濃川上駅13:28

丸川峠から大菩薩嶺

静かな大菩薩を味わおうと丸川峠から登ることにした。(2012/08/19)

お盆休みも最終日、塩山駅のバス乗り場に登山客は少なく余裕で座れた。裂石ルートの途中、ゲートのある駐車場から分岐して丸川峠に向かう。林道の終点でみそぎ沢から離れ急坂の尾根筋をひたすら登る。危ないところや迷うようなところはないが生い茂った木々で見晴らしはほとんどなく単調な道がつづく。急な岩場を登りきり緩やかな勾配の笹原を進んでいくと丸川荘の屋根が見えた。

丸川荘では小屋主さん?がなにやら大工仕事で忙しそう。声をかけづらいのでそのまま素通りして大菩薩に向かう。茅トの道を少し上がると樹林帯に入る。針葉樹の木々と苔むした道、奥秩父の雰囲気が漂う道だ。尾根のピークはほとんど巻いてアップダウンがない緩やかな登りが延々続く。

すれ違う登山者はほとんどいない。殷賑極める大菩薩の中ではマイナールートらしい。大きくピークを巻いて岩まじりの道を登りきると、ようやく大菩薩嶺の頂上。見通しのない頂上はそそくさと後にして、ビールを求め、唐松尾根を福ちゃん荘目指して矢のように下った。

大菩薩峠-裂石から

先週の土曜日、郡山出張に絡めて計画した磐梯山登山は大雨のため中止。悶々とした気持ちをなだめるには、それなりの山に登るしかない。というわけで梅雨の中休みとなった三連休中日の日曜日、手軽に登れる百名山の大菩薩に行ってきた。(2012/7/15)

塩山駅8時半発の落合行きバスは満席。列の後ろに居たがなんとか座ることができた。裂石の大菩薩峠登山口バス停で10名ほどが降りた。残りの人は柳沢峠に向かうらしい。バス停脇の番屋茶屋で飲み物を購入する。茶屋というより食堂のようなお店で土産物も売っている。ここからしばらくは車道歩き。要所に道標が設置され迷うところはまったくない。30分ほど歩いて小さな橋を渡り、千石茶屋(休業中?)の軒先を進み、その先からようやく山道に入った。

登山口で独行の若者と挨拶を交わす。登りはじめはジグザグに高度を上げるが、その後は緩やかな登りで歩きやすい。百名山の由緒ある登山道とは思えないほど人が少ない。若者とお互い抜きつ抜かれつ、ややもするとハイペースになってしまい、予定より早く上日川峠に着いた。ロッジ長兵衛で一服しながら若者と会話をすると、大菩薩ははじめてとのこと。今日は大菩薩峠から稜線を嶺の頂上まで歩くらしい。お互いマイペースで行きましょうと若者と別れた。

福ちゃん荘まで来ると、曇ゆきはますます怪しくなってきた。雨のなかの登山はいやなので、唐松尾根を登る予定を変更して、ひとまず大菩薩峠へ向かうことにした。林道のような広い道を大勢のハイカーが行き交う。ハイキングの王道に相応しい貫禄を感じつつ歩いていると、あっという間に介山荘に着いた。

行く手の稜線はかなりガスっている。たまにポツポツと雨粒が顔に当たるがカッパを着るほどでもなかろう。一休みして、雷岩を目指して出発する。時たま雲が切れ、大菩薩湖(上日川ダム)が眼下に望めるが、すぐにガスが立ちこめる。見るものもなく黙々と歩いて雷岩に着いた。ちょうどお昼時、こんな天気でも大勢のハイカーで賑わっていた。

持参の缶ビールとサンドイッチで軽くお昼を済ませ、雨が降る前にと唐松尾根で早々に下山する。まだまだ続々と登ってくる。急坂を下り終えガスがかかって幽玄な雰囲気の道をゆるゆると下っていく。尾根半ばまでくると何だか空が晴れてきたようだ。しまったと後悔しても仕様がない。そのまま一気に上日川峠まで下る。甲斐大和行きのバスが出たばかり。完全に晴れ上がった空の下、ロッジ長兵衛の店先でニンニク味噌をつまみに一杯やりながら次のバスを待った。

(コースの記録)
塩山駅8:30=大菩薩峠登山口9:00~丸川峠分岐(駐車場)9:23~仙石茶屋・登山口9:36~ロッジ長兵衛10:30~福ちゃん荘10:46~介山荘・大菩薩峠11:20~雷岩11:50-12:20~福ちゃん荘13:00~ロッジ長兵衛13:20-14:00=甲斐大和14:48

滝子山、寂ショウ尾根で登ってみた

滝子山南尾根、通称寂ショウ尾根を歩いてみた。山と高原地図(大菩薩嶺/2010年)には破線路で示されているが、登りに使えばまったく歩きやすく、素晴らしい道だった。(2012/05/26)

笹子駅からは数人、滝子山へ向かっていく。寂ショウ尾根は初めてなので先行者を窺えば、妙齢のひとりのご婦人が寂ショウ庵へと向かったので同道することにした。登山口で身支度を調え、ご婦人に道の様子を問えば、気持ちのいい素晴らしい道ですよ、とのこと。お礼を述べて先に行くことにした。

寂ショウ庵から少し登って林道を横切り、急坂を登り切ると素晴らしい道が続く。ゆったりと自然林の中を歩く。先にも数人のパーティーがいる。破線路とはいってもなかなか人気の道のようだ。徐々に勾配が増してくるといよいよこのコースのハイライト、岩場が現れてきた。

下りのときは確かに危険かもしれないが、登りなら3点支持で気をつけて登れば大丈夫。終盤にはミツバツツジが咲き乱れ桃源郷の様な道を進む。

滝子山山頂からの富士山。

山頂に咲いていた白い花。(名前は調べ中)

下りはスミ沢コースで下る。お昼を回ったのに、ぞくぞく登って来る。

帰り途、笹一酒造に寄って、お土産とともにカップ酒「武田二十四将」を買う。車中の一杯がとても美味しゅうございました。

(コースの記録)
笹子駅8:30~寂ショウ庵入口9:05~滝子山11:35-12:00~曲沢峠12:40~大鹿峠13:00~林道出合13:30~道証地蔵1340~笹一酒造14:15-14:25~笹子駅14:35

大菩薩嶺

今年の夏休みは小屋泊まりの山歩きは果たせなかったが、その代わりに初めて息子と山に出かけることができた。それはそれで楽めたのだが、もう少し高山的な雰囲気にも浸りたい。好天に恵まれたシルバーウィーク前半、初めての大菩薩の稜線歩きを楽しんできた。(2011/9/18)

甲斐大和駅からバスで終点の上日川峠まで上がるのが一番手軽なコースと聞くが、今回は手前の小屋平でバスを降り、石丸峠を経て大菩薩嶺まで稜線を歩き、唐松尾根で上日川峠へと下ることにした。

甲斐大和駅08:10発の上日川峠行きのバスは、増発便が2台出るほどの大盛況。行列の後にいたお陰で3台目にバスでゆっくり座って行けた。みんな終点まで行くものと思っていたら、木屋平でかなりの人が降りた。

一緒に降りた皆さんは、準備のストレッチに余念がない。登山口はバス停の反対側にある。背丈ほど伸びた笹の間を大きくジグザグに登って行く。

一度林道に出てさらにひと登りした後、道は斜面をほぼ平坦に進む。やがて針葉樹が切れるといきなり視界が開け富士山が現れた。それほど登った感じがしないのにかなりの高度感がある。

気持ちのよい道を歩いて行くと、まるで茅原の中の交差点のような石丸峠に着いた。

ここから牛の寝通りや雁ヶ腹摺に向かう人たちと分かれ、??山を越えて大菩薩嶺に向かう。

熊沢山は頂上に近づくにつれ牧場のような茅原から広葉樹の茂る岩場の多い道に変わり、大菩薩への下りは奥秩父を思わせるような針葉樹林へと景色が一変する。朽ち果てた古い道標がいい雰囲気を出している。

大菩薩峠が近づくにつれ賑やかな話し声が聞こえてきた。両側に並ぶ売店を通り抜けたところが大菩薩峠だった。

ここからは今回のハイライト。なだらかな気持ちのよい稜線には、老若男女様々な人たちが行き交う。さすが古くからのハイキングコースの貫禄を感じさせる。

稜線上からは、常に富士山の眺めが素晴らしい。

ひとまず雷岩をやり過ごして大菩薩嶺の頂上に向かう。なるほど大菩薩嶺の頂上はスケールに似合わず猫の額のように狭く、樹林に囲まれ展望はない。

ふたたび雷岩に引き返すが、大勢の人たちで賑わい腰を下ろす場所もないほどだ。充分に堪能できたし、あとは福ちゃん荘で一杯やるだけと唐松尾根を下った。ちょうど時分どき、行列で登ってくる人達とのすれ違いで思いのほか時間がかかった。辿り着いた福ちゃん荘は、山小屋というより大衆食堂のような佇まいだ。

あとは少し歩いて上日川峠からバスに乗るだけ。おやじさんご推奨のボリウムたっぷりのモツ煮とビールで大菩薩を締めくくった。